2021/09/09 18:07
こんにちはくるみどりです❁
今回は
《植え替えについて》
ちょっとお話をさせていただこうと思います。
内容としては
まず何で植え替えなくちゃいけないの?
植え替えのシーズン
も気になるところだと思います
あとは
植え替えるときの注意点
植え替えた後どうすればいいの?
こういった皆さんから多く頂くお悩みをこの記事にまとめてしまおうと思います!
~何で植え替えるの?~
植え替えるその目的としては
土の養分を新たに補う、補充するっていうのと同時に
根っこの環境を改善する
これが植え替えする目的です☝
土の養分を足すっていうところにフォーカスをあててお話しさせていただくと
土をまずクリーンにしてあげる
綺麗な状態にしてあげるっていうのが植え替えのポイントです。
植物は生育する中で光合成をして
二酸化炭素を、水を吸って酸素を出すという事をしていますが
それ以外にも本当にたくさんいろいろな物質を根っこから排出しています。
そしてその老廃物が土の中にはどうしても溜まりがちになってしまいます。
その老廃物は実際水やりをした時に
たっぷりしっかり水やりをしてあげると大体のものが流されますが
老廃物が完全に流れるということはありません。
徐々に徐々に生育する中で
だんだんと土の中に溜まってしまって
それが微生物だったり、細菌の発生の原因になったりもするので
まずそれを取り除くことが必要です。
取り除くには土を総入れ替え、取り替えるっていう事が必要になるので
これがひとつクリーンにするポイントになります。
あとは土自体も劣化していきます。
土は根っこの生育、根がぐんぐんと広がることで
粒子自体が潰れてしまったり、水を与えることでも土自体は潰れます。
また、肥料を与えることで土自体が劣化していきます。
使用していることでの経年劣化で
土は砕けると共に割れてどんどん細粒に細くなっていきます。
粒子自体が細くなっていくと水はけがどんどん悪くなってしまって
観葉植物に最初は適していた土でも
だんだんと水はけの悪い土になってしまうので
それを改善してあげるには
新しい土、粒子の整った土を与えるというのも環境改善の目的です。
あとは観葉植物を育てる上で水やりをして乾くその間に少なからず
植物にダメージが出なくても細菌が発生していたり
土の表面にカビが生えてしまった
こういった湿度によるトラブル
このあたりも結局は土を変えてあげないことには完全に改善はできません。
そうなる前に土を綺麗にクリーンの状態に保っておけば
カビ菌の繁殖も防げますし、病害虫によるトラブルを事前に防ぐことができます。
先ほどお伝えした、土の粒子が細かくなることで水はけが悪くなる
水が滞りやすくなると土の中の老廃物、細菌等も流れにくくなってしまうので
土自体の状態が悪くなる、これらをすべて改善するには
土を入れ替える、植え替えをするということが必要になってきます。
また植物が生育する中で根がどんどん成長するのでだんだん鉢のサイズも合わなくなってきます。
鉢の中、土の中に根がパンパンになって根詰まりの原因になっていて
結局その根が詰まると水をうまく吸えない、養分をうまく吸えない、最終的には
植物にとって良い環境ではなくなってしまいます。
根詰まりすると、新芽がうまく開かなかったりとか
今健康な状態の葉っぱも黄色くなってくるなど
だんだん健康状態が悪くなってきてしまうので
根詰まりを防ぐためにも鉢をサイズアップすることで根詰まりを防ぐことができます。
~じゃあその植え替えをするタイミングはいつがいい?~
これはご自宅の環境、育てている状況によって
植物の生育スピードが様々なので一概に毎回この時に☝という風にはお伝えできないのですが
私が植え替えをするタイミングを見極めているポイントをお伝えしていきます。
植物からの植え替えして欲しいサインとして
まず葉っぱが黄色くなってくる
根詰まりによる根の環境の悪化によって
植物が新芽を上手く吹けなかったり
葉っぱが黄色くなってくる、その場合には根詰まりを疑って
根詰まりをしていれば植え替えをしてあげましょう。
もし根詰まりをしている時は鉢の底から根っこが出ています。
もう植物が土の中でいっぱいいっぱいになってしまって
新たなフィールドを探すために鉢の底から根を出して土を探しに行ってしまうので
鉢底から根っこが出る、もしくはもう鉢上に露出している
そういった場合は根がパンパンになっている合図なので植え替えをしてあげてください。
あとは水をあげた時水の吸いが悪い
前まではスーッと流れるように染み込んでいた水分が、若干土の上で溜まる。
これはもう土が細粒になっていて水はけが悪くなっている
根っこがグルグル回ってしまっているので水が捌ける場所がない
こういった場合には
鉢のサイズを増してあげる
土を新しくしてあげる
こういった植え替えの処置が必要になります。
あとは植物が生育しすぎて全体のバランスが悪い
鉢のサイズに対して植物が大きすぎる
こういった場合には根詰まりもしてるかと思うんですけど
鉢自体が倒れやすくなってしまいます
万が一倒れてしまった場合、せっかく綺麗にバランス良く生育していたものも
枝が折れてしまってバランスが悪くなる、
また、折れた場所から細菌が入ってしまって植物自体にダメージが出る。
悲しい事件も起きてしまう可能性があるので
植物が大きくなってきた、鉢が小さい、根っこが詰まっている
こういった状況が見られたら、是非植え替えをしてあげてください!
~季節はいつが良い?~
あとは植え替えする季節についてお話をさせて頂きます🌸
観葉植物の植え替えベストシーズンは
春もしくは秋っていう風に言われています。
私は特に、春の植え替えをお勧めするんですけれども
その理由としては
春そして秋は気温が穏やかで植物にとってはとても気温的には心地よい季節です。
その季節に植え替えをしてあげると植物へのダメージが少ない、ストレスが少ない
ここがポイントで、植え替えの時には
植物にいかにストレスを与えないか
植物を環境の変化でびっくりさせないか
ここが植え替えをスムーズに行うポイントになります☝
なぜ私が春をお勧めするかっていうのは
気温が穏やか、気温が15度以上になったら植え替えのシーズンと覚えてもらうと良いです。
関東の春で言うとおそらく5月ぐらいです!
この時期はこれから成長期を迎える観葉植物たちなので
土の環境を新しくしてあげることでその年の夏の生育状況が全然変わります!
土が新しくなる、栄養もしっかり補充される、鉢のサイズアップをする
根っこが生育できるフィールドを広げてあげる
それを春にしてあげることで植物の夏の成長率が高くなります!
成長期を迎える前の春に観葉植物の生育する環境を整えてあげる
これが私が春に植え替えをお勧めするポイントです^^
そして春が終わって、夏は植え替えを控える季節、逆に暑すぎる事が原因です!
暑すぎると観葉植物植え替えた後に、水切れが起きやすく枯れる心配があります。
観葉植物、他の植物にもいえることですが、
植え替えした後、根っこは一度土から離れます。
根っこが水分をスムーズに吸う環境にはいない、もう1回土に活着する必要がある状況になります。
これが水切れしやすい夏に行ってしまうと
根がうまく水分を吸えていないのに植物は成長期を迎えていて
ぐんぐん成長したい!日光はたっぷりあって葉っぱから水分を蒸散して!!
という風にすると
根から水分を吸えていないのに葉っぱから多く蒸散してしまう💦
このサイクルが崩れることによって水切れによる枯れを起こしやすいです>_<
夏の間はできればもう根は活着した状態をキープしてあげたいので
真夏の植え替えは控えた方がいいです!
もしどうしても植え替えたいようであれば
根から水分を吸えないのに、葉っぱから蒸散するので水切れを起こすので
葉っぱに霧吹きを!本当に毎日してあげて
葉っぱからの無駄の蒸散を防いで
根から水を吸えなくてもとりあえず生命維持ができるようにフォローしてあげてください。
そしてだんだん気温が緩やかになってくる秋。
秋もまたシーズンとしては良い時期に入ります。
気温も穏やかで日照条件もそれなりによく植物にとってあまりストレスが出ない時期になるのですが、
これはできれば9月までに行ってあげてください!
時期や気温、気候としては春と変わらないのに
なぜ私が春をお勧めする、秋をおすすめしないかっていうのは
先ほど夏の時お伝えしました、植え替えをすると根っこは土から離れます。
そして根がまた活着するのですが、秋の次は冬が待っています!
冬は観葉植物は成長が緩やかになる、休眠期に入るので
根っこが土をつかむっていうことをしない季節に入ってしまうので
秋口に植え替えをすると根っこが上手く土を掴む前に
休眠期に入ってしまう可能性があります💦
時期的には9月がギリギリ、10月に入ると
だんだんと気温も下がってきて植物もそれを感じて成長を緩やかにし始めるので
根の活着が遅くなります!
そうなると夏の時の水切れ同様根っこから吸えていないのに葉っぱから蒸散する
水切れするというようなことにつながってしまうので
秋口の植え替えは是非9月まで
それまであれば根っこが活着して冬休眠ゆっくりしのぐ季節に入ってくれると思います!
ここまで来ると冬植え替えしないでくださいっていうのは
もう分かりきったことかと思います☝
根っこの生育が止まるので、土から離してしまうと根っこが水を吸えない状況になってしまって
しかも動かない、そのまま枯れてしまいやすいです>_<
また寒さも相まって植物はダメージをもろに食らってしまう雪が冬になります。
冬どうしても植え替えたいと思ったら表面の土5㎝ぐらいだけ新しいものに入れ替える☝
この程度にしてください!
根詰まりをしていて生育状況が悪そう…
冬でも観葉植物は室内に入れているのでたまに新芽出したりします、
新芽が黄色く枯れてしまう、それをそのまま眺めているのはかわいそう…
そういった時には
土の表面5㎝ぐらいをちょっと掘り起こして、新しい土を入れてあげて
それで土から栄養を補充してあげてください!
冬に肥料で栄養を与えてしまうと、肥料過多で根っこにダメージが出る可能性もあるので
もしどうしてもそういった処置をしたければ、土による肥料の補充で
上の表面だけ変えてあげるようにしましょう☝
もうちょっと耐えれば、ベストシーズンの春が来るので冬はできれば植え替えは控えてください!!
皆さんも植え替えをする時はシーズンを見極めて
植え替えをしてあげてくださいね^^
~植え替え直後の管理方法~
これをちゃんとしてもらえれば観葉植物は室内で育ててる方がほとんどなので
植え替えのダメージ、ストレスを減らすことができます☝
植え替え直後は根っこが土から離れて一回吸えない状態になっているので
水を切らさないようにしてあげてください!
まずは水を与えることでこの土に水があることを根っこに教えてあげること。
また、水を与えると土は若干ほぐれます。
柔らかくなるので根っこがぐっと伸びやすい、根っこが水分を探して伸びる。
それを促してあげてほしいです!!
大体植え替えてから2週間ぐらいは土が乾いてからしっかりの前に水をあげて
水が切れないようにしてあげてください。
2週間ぐらい経ってくると根がちょっとずつ安定してくるので、
そこからは土が乾いたらたっぷりしっかり通常の観葉植物の水のやり方でいいのですが
置く場所は日陰、風通しの良い所に置いてあげてください。
根っこがまだ十分に水分養分を吸えていないところで
日当たりの良いところに置いてしまうと
光エネルギーと水エネルギーのバランスが崩れて、光合成がしづらい環境になっている観葉植物は
どうしても光エネルギーに負けて葉が焼けてしまったりとか
葉っぱを落としてしまっり
その光合成のサイクルを緩めてあげるために、日陰において若干の光でじっくり光合成をする
そういった環境で養生をしてあげる、植物をちょっとゆっくり休ませてあげるという事が必要です。
養生が済んだポイントとしては葉っぱが新しく新芽を吹き始める
シーズンによってはお花が咲いた、そういった形で植物に動きが出てきた時
動きが出てきたっていうことは
もう植物が根っこから水分を吸って生育する環境が整ったよっていう合図なので、
そしたら日陰から半日陰、日の当たる所という形で、明るいところへ
徐々に置きたい場所に移動させてあげると植物にストレスなく植え替えがスムーズに進みます。
あとは植え替え直後は根っこが水分を吸えない状況なので
葉っぱからの蒸散、無駄の蒸散を防いでほしいので
是非葉水で葉っぱの保水をしてあげてください!
葉っぱからの蒸散が少ない分、根っこからあまり水分を吸えなくても
生育できる環境を整えることができるので
葉っぱに霧吹きして葉水でフォローをしてあげて過保護に管理します。
カビの繁殖も気になるので風通しはよくしてあげることも大切です。
これらをしてもらえれば
植え替えによるダメージを軽減することができます!
皆さんもここに注意して植え替え後、管理してあげましょう!
~土は使い回しできないの?~
土をクリーンにするっていう観点で使い回しは基本しません。
細菌が繁殖していたり、植物からの老廃物が溜まっている可能性もあるので
土そのまま使い回すっていうことはNGと考えて下さい🙌
ホームセンター等には土壌改善剤なども売ってたりするので
使っていた土自体を綺麗にして使い回すっていうこともできます。
ですが、粒子が細かくなりすぎていたり細菌が繁殖している
こういったこともあるので
もし土を使いますようであれば土壌改善剤を用意していただくのと同時に
適切な処置が必要なので
ここではお話はちょっと長くなるのでできませんが、
土壌改善剤を使わないと使い回しができないというのは覚えといて下さい☝
~植え替えの重要性を知って適切な時期に植え替えを~
観葉植物はいつも同じ土から栄養や水分を吸って生育しています。
その環境は永遠ではなく劣化もするので
観葉植物をより可愛がるのであれば年1から2年に一度程度は
植え替えをしてあげることがオススメです!
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